TOP 1/32/33/3   09/03/07 写真で見る登山道情報と記録(新湯登山口から大幡池)
 ※本情報は09/03/07時点なので最新情報を確認すること。 えびのエコミュージアムセンター TEL 0984-33-3002  英字記号→マップ参照
 ここのコースは急坂も少なく、距離は長いが割と楽に歩けるコースだ。私の好きな登山コースのひとつでもある。特にミヤマキリシマが咲く頃のミヤマキリシマの群落には圧倒される。登山道は標識、目印テープがあり、荒れた箇所も少ない。ただ沢渡りがあるので注意を要する。時期によっては水たまり、泥濘箇所があるが気にするほどではない。

 大幡池は火口に水が溜まってできた池で、今でもときたま湖底から炭酸ガス泡がでるらしい。噴火のおこる可能性のある火口湖なのである。湖面周辺に高い山がなく、霧島山系で一番明るい池と言われている。

 大幡池は、地形上湖面に波がたつことが多かったことから、名付けられた。(直径約400m・深さ約13〜14m) 高千穂河原からの登山道は、標識もあり迷う心配はない。一部コースを除いて、家族登山にオススメだ。滑りや転落など危険な箇所もあるので、写真で見る登山道情報を確認してもらいた。

☆標準歩行時間(休憩含まない) A(登山口)→J(150分)大幡池→A(120分)/歩行距離 A→D(5.3km)→G(7.2km)→J(9.7km) マピオンで検測
 自宅を7時出発。久々の登山ではやる気持ちを抑えながら慎重に運転する。今日は新湯登山口から大幡池を訪ねることにする。久々の大幡池だ、元気で迎えてくれるだろうか。登山口7時50分着。準備をして8時10分登山開始。車載温度計2度、ちと寒いのでレットさんに服を着せる。レットさんも久々で興奮気味だ。

 新湯登山口駐車場は入口、中間点、終点と3箇所ある。駐車場からほぼ平坦な舗装道路を歩くと硫黄の臭いが鼻をつく。平坦部から緩やかに下ると新湯温泉入口に付く。新湯温泉駐車場は登山車の車は駐車できない。入口から車止めを乗り越え、新湯温泉を眼下に見ながら舗装道路を歩くと緩やかな登りになる。緩やかな登山道を歩くと舗装道路から砂利道路に変化する。

☆A(8:10)→
 平坦、緩やかな登り、短い下りの砂利林道をひたすら歩くと、B地点(沢)につく。私はこのコースで登るときは長靴で登ることが多い。もちろん今日も長靴だ。沢渡りが楽にできるからである。レットさんを抱っこして沢を渡ると、一変ガレ場のやや急坂な登山道になる。法面崩壊箇所もある。

☆A(8:10)→9:05(B)9:09→
 やや急坂から緩やかな登りの登山道になる。モミノ倒木が登山道を遮っているので腰をかがめくぐる。樹齢何年だろうか、人間が林道を造らなければ、元気で育ったのに、申し訳ない気持ちでくぐった。ちと悲しい風景だ。

 ガレも少なくなり歩きやすくなると林道終点につく。林道終点の沢は丸太橋渡りとなる。滑りに注意しながら慎重に渡る。もちろんレットさんは私の腕の中だ。丸太橋の入口に看板がある。それには「丸太橋は・・・・丸太橋利用による事故・・・・安全を確認して渡ってください。」と書いてある。納得する。

☆A(8:10)→9:05(B)9:09→9:15(C)9:26→
 丸太橋を渡ると砂利中州になる、登山者休憩ポイントとなっている。しばし休憩。レットさんにイリコ3個、私はあめ玉1個のおやつタイムだ。ここから本格的登山道になる。小さい水無沢を2箇所ほど越えると急坂なガレ場と木の根の登山道となる。

 途中、炭化木の柵がしてあり、説明板も設置してある。近頃設置されたようだ。説明板には「1716年から1717年の新燃岳の噴火の火砕流にのみ込まれた立木そのまま炭に・・・・」と書いてある。