Top   名所案内(皇子原周辺)
狭野神社(さのじんじゃ)

 人皇第一代の神武天皇は幼名を狭野尊(サノノミコト)、狭野皇子と云われ、降誕された地がこの地であったことから狭野と呼ばれるようになった。狭野神社は、古墳時代よりも1000年も前の二千数百年に前に創建されたと伝えられている。記録としては、第62代村上天皇の時代に性空上人によって霧島六社権現が創始されたとある。日本という国が成立した頃には、すでに狭野神社が存在したことになり相当な歴史がある。
 狭野神社は霧島の麓にあることから、霧島山噴火の被害をたびたび受け、中でも延暦7年(788)や文暦元年(1134)、さらに享保3年(1718)と過去三度も、社殿が焼失するほどの大噴火に見舞わている。皇室、藩主の崇敬が厚かったことから、そのたびごとに復興し、神武天皇にまつわる伝説とともに、その歴史を現代に伝えている。
狭野杉と仏法僧(ぶっぽそう)

 狭野杉は、豊臣秀吉朝鮮出兵の際に従軍した薩摩藩主島津義弘が狭野神社に戦勝を祈願し、重臣新納忠元をつかわして植えたもので、すでに四百年もの歳月をへている。狭野杉には、国指定天然記念物の仏法僧が営巣している。仏法僧は霊鳥として尊ばれ、夏期に美しい姿を見せていたが、台風被害、老木で杉の巨木が減少し、近年では姿をみることもほとんどなくなってしまった。
登山口

 
霧島連山の主峰高千穂峯やミカエリソウで有名な矢岳の登山口が皇子原周辺にある。11月には霧島マラソン大会がある。
 霧島連山の主峰、高千穂峰の山頂には、江戸時代からあったと云われている。「天の逆鉾(賢鉾)」が建てられている。これは降臨したニニギノミコトが「浮きたる島の如く見ゆるものを、鉾でかきさぐり」高千穂峰の山頂に逆さにたてものであるの言い伝えがある。

皇子原(おうじばる)

 皇子原は神武天皇ご降誕の地と伝えられ、高原町一帯を見下ろす高台にある。昔から神聖な地とされており、皇子原には古墳や皇子神社、御腰掛石、産場石、皇子滝などがある。また皇子原一帯は公園として整備され、四季折々の花々や夏のキャンプなどでたくさんの来園者が訪れている。9月の200万本の彼岸花は見事である。
公園内施設クリック→皇子原公園


温 泉


皇子原周辺にはたくさんの温泉がある。ウォーキングに疲れたらお湯につかり体を癒したい。
クリック→高原の温泉