えびの高原登山口から韓国岳 6:08−7:28 2.5km 
 5時自宅出発、5時50分えびの高原有料駐車場に着く、駐車場には数台の車が駐車している。県外車が多い。車中泊の登山者もいる。登山靴を履き、6時5分登山開始、ヘッドランプの明かりを頼りに歩いていると、登山口標識の前で熊本の登山者に「液晶画面は真っ暗で見えませんが、この方向でシャッターを押してください」と、写真撮影を頼まれた。勘を頼りにシャッターを押した。「写ってるか心配です」と言いカメラを返した。彼らは、河原、高千穂峰往復縦走をする計画らしい。「河原でバスに乗るのですが間に合いますかね」と聞かれたので「大丈夫です。十分間に合います。保証します」と彼らに言い歩き始める。
 20分くらいして、韓国岳の空が白々と明けてきたのでヘッドランプをバッグに入れ、しばらく歩くと1合目についた。暖機運転がおわり順調に登る。霧島完全縦走の最後の難関、高千穂峰の登りを考え、オーバーペースにならないようにスローペースで登る。3合目を過ぎたところで小林、西諸県盆地の雲海が眼前に広がる。遠くに市房山も見える。白鳥山の霧が白紫池に吸い込まれていく。神秘的な風景だ。

韓国岳の夜明け/雲海に浮かぶ市房山/白鳥山と白紫池
 6時51分5合目につく。今回は写真撮影枚数を控え、時間に余裕をもって登るつもりであったが、感動の風景の連続で撮影に時間をとられスペースが落ちる。写真撮影も登山の楽しみであり、時間を気にせず撮影に没頭するかと、当初の決意を翻す。空腹を覚えたのでアンパンを食べ、黒砂糖飴を口にくわえ山頂を目指す。

雲海/5合目から山頂を望む
 8合目あたりで真正面からの太陽光線で前方が見えない。手をかざし太陽光線を遮りながら登る。7時28分山頂。雲ひとつない青空に360度の雲海が広がる。桜島、高隈山の山頂がポッカリと浮いている。遠くに屋久島が見える。太陽を背に霧島連山が早く来いと誘ってる。7時42分、風景を撮影し獅子戸岳を目指して歩き始める

大浪池と桜島、大隈山/霧島連山