Top 霧島山概要
■霧島山とは
 霧島山は、大小20の火山で形成された、宮崎県と鹿児島県に県境に広がる、火山群の総称であり、霧島山系、霧島連山、霧島連峰、霧島火山群などと呼ばれる。

 最も古い火山は、栗野岳で、現在も火山活動しているのは、硫黄山、新燃岳、お鉢である。現存する火口は20で、火口湖は10である。最高峰は、韓国岳1700mである。

 関係市町は、都城市、小林市、えびの市、霧島市、高原町である。

■歴史
 霧の街、都城市から霧島連山を見ると霧に浮かぶ霧島連山が見える。霧島の名前は霧に浮かぶ島から命名されたと、一般的に言われている。火山活動による噴煙を霧に見立てたとする説などがあるが、いずれも定かではない。

 霧島は有史以来30回に及ぶ火山活動で山容がつくられた。噴火の記録をみると,、742年(天平14年)の「続日本書紀」に記されている。噴火は6日間も続いたそうである。

 788年(延暦7年)の大噴火では遠く太宰府からも見えたそうである。その後、火山活動は続きお鉢は大正2年に噴火し、新燃岳は昭和34年に噴火した。今もお鉢や新燃岳から噴煙が活発に上がってる。

 1934年(昭和)9年3月16日、「霧島国立公園」として日本で最初の国立公園に指定された。1964年(昭和39年)に錦江湾と屋久島が「霧島屋久国立公園」として追加指定された。公園の総面積は、54,833haである。

■神話
 高千穂峰は、、アマテラスの孫であるニニギが、葦原中国平定を受けて、葦原中国の統治のために降臨したという日本神話の説話、天孫降臨の地として有名で、山頂には、日本の中性神話に登場する矛である、「天の逆矛」が立っている。

 奇しくも、天孫降臨の地として、有名な、県北の高千穂町と高千穂峰の名前が同じであることに不思議さを感じる。

天の逆矛