水質試験説明
 水質調査はパックテストで行った。パックテストは、簡便法で広く使われている。調査は7月中旬の水量の多い時期に実施した。

 季節、水量などの条件が違う時期に調査すると、精度の高い結果得られると思う。

 用水に含まれる流下物調査など詳細な水質調査を行えば、カワニナが棲む理由が明確になるかもしれない。管理者には資金力がないので調査できない。
水質試験結果
◆PH
 ペーハーは水の酸性(水素イオン)、アルカリ性(水酸イオン)の度合いを数値で表したもので、7.0を中性とし、それより小さい値を酸性、それより大きい値をアルカリ性と判定している。

◆NO2
 窒素化合物は、し尿や生活雑排水、生物の死がいなどにふくまれ、湖沼や河川を富栄養化させ、プランクトンの異常発生の原因にもなる。窒素化合物は水中では、アンモニウムイオン、亜硝酸イオン(NO2)、硝酸イオンや有機態窒素の形で存在している。

NO2と水のきれい度(目安としてください。) 
    0.00〜0.010 0.01〜0.02  0.02〜0.10 0.10〜0.20 0.20〜0.50 0.50〜
  きれいな
少し
きれいな水
少し
汚い水
汚い水 かなり
汚い水
非常に
汚い水

◆COD
  「科学的酸素要求量」といい、水中の有機物が化学的に分解されるときに必要な酸素の量を、PPMという単位でしめしたものである。有機物は、家庭の台所などの生活排水に多くふくまれる。通常 1以下は、きれいな水で、2以上は汚い水と言われている。

CODと水のきれい度(目安としてください。)
  0ppm 1ppm未満 1〜2ppm 2〜5ppm  5〜
  とてもきれいな水 きれいな水 普通の水  少し汚い水  汚い水