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 写真クリック→ 水路全景 水路底面 水路側壁 水路沿いの土手(雑草と土) 水質調査 撮影:管理者



考察 
◆水質 
 H=7.5で、ややアルカリ性である。NO2=0.1、COD=5で、汚い水の部類に入る。普通、カワニナはきれいな水に住むといわれているが、矛盾する結果である。調査は、用水量の多い時期に実施したので、少ない時期に調査すると、もっと汚れているかもしれない。再調査したいと考えている。 

 水路の上流部には集落があり家庭の雑排水が水路に流入しており、雑木に覆われた箇所もあることから家庭排水の残飯や雑木の落葉が、カワニナの餌となってることが推測できるが、結論付けるには詳細な水質調査が必要と思われる。

◆水路底面
 用水路の底面を観察すると、堆積した土砂のところや、底面の凹凸のあるところにカワニナが付着していた。凹凸は用水でコンクリート底面が摩耗し、砂利が露出したもので1cmもないわずかな凹凸である。

◆水路側壁 
 水路側壁にはところどころ苔が付着している。また側壁面はザラザラした感じで、わずかな勾配がある。水路側面には沢山のカワニナが付着していた。

◆水路沿いの土手
 土手には雑草が繁茂しており、土手の土質はクロボクと、一部腐葉土で軟弱土であった。雑草は数種類あり、植物名に疎い調査者なので、今後調べて報告したい。